クリーニングで紛失!泣き寝入りしないといけないの?予防策も解説

普段使っているスーツや制服、家族から譲り受けた着物など、どれも大切な衣類ですよね。

そんな大切な衣類をクリーニング屋に預けて無くされたら、とても悲しいし、ムカつきませんか?

クリーニングに出して紛失したというトラブルはクリーニング業界でよくあるそうです。

これを聞いて、

これからクリーニングに出そうと思ってたけどやめようかな?

と思い悩んでいる方は必見です。

クリーニングで紛失したのに対応してくれなかった場合や、泣き寝入りしないための予防策、紛失されないための対策も合わせて解決していきますので、ぜひ読み進めてください。

目次

クリーニングで紛失された!泣き寝入りしないといけないの?

結果からお話しすると、クリーニングで紛失のトラブルにあった場合は泣き寝入りしなくて大丈夫です!

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(全ク連)がクリーニング事故賠償基準を定めています。

クリーニング店で働いている方は洗濯物を扱うプロですが、プロと言っても人間ですので、間違いは起こります。

ですので、クリーニング店に従事している人を守るため、私たち利用者が安心安全に利用するために基準が定められているのです。

賠償額の算出方法や、詳しい詳細は以下をご確認ください。
https://www.zenkuren.or.jp/wp-content/uploads/2016/07/jikobai.pdf

ひとまず、泣き寝入りする必要はないので一安心、かと思いきや、、、

  • 洗濯物を受け取って6か月が経った場合
  • クリーニング店に預けて1年が経った場合
  • 大規模自然災害によって利用者に返すことができなくなった場合

このような場合は賠償してくれないケースもあるので注意しましょう!

賠償や返金よりもクリーニングに出した服を今すぐ使いたい!

こちらは私が経験したことをもとにお話します。

学生時代の夏休みに、制服を近くのクリーニング店に出した時の話です。

クリーニング店に引き取りに行ったところ、セーラー服のスカーフだけが帰ってきませんでした。

お店の方が確認してくれて、紛失したとのことで謝罪を受けました。

次の日に制服で登校しないといけなくて焦っていることを伝えると、

どこで買えますか?
早急に購入してお家までお届けします。
よろしいですか?

と丁寧に対応していただいて、次の日に間に合い、解決しました。
(もっと早く出しとけよ。と当時の自分に言いたいです笑)

人やその時の状況によっては、お金で解決が目的ではないこともありますよね。

状況を直接お願いすることで、自分に合った対応をして頂ける場合もあります。

しかし一点ものや、現在購入不可なものなど、無理難題を押し付けるのはNGです。

もしクリーニング屋が紛失したのに対応してくれなかった場合は?

紛失やトラブルに対応していただけるクリーニング店がほとんどです。

しかし、稀にトラブルに対応してくれないクリーニング店もあります。

お店側が悪いのに認めてもらえなかったり、冷たくあしらわれたりすると腹が立ちますよね。

賠償や返金に応じてもらえない場合や困ったときは、住んでいる市区町村の消費生活センター、国民生活センターに相談しましょう。

クリーニングの紛失で泣き寝入りしないための予防策

あなたは利用しているお店でトラブルが起こった時、はっきりと自分の主張をお店側に伝えることができますか?

私は伝えることができたとしても、相手の次の言葉や高圧的な態度を取られると引き下がってしまいます。

もういいやと諦めて引き下がってしまって後悔しないように、泣き寝入りしないため予防することが大切です。

クリーニングに出してから帰ってくるまでの流れに沿って、順番に解説していきます。

服の種類と点数を確認する

クリーニング店の受付で服の種類と点数を店員さんと一緒にしっかりと確認しましょう。

あとで「受け取ってない」「自宅に忘れたんじゃないですか?」を防ぐためです。

伝票と内容が合っているかを確認する

お店側も人間ですので、伝票を打ち間違え、打ち漏れしてしまうことがあります。

1で説明したように、「受け取ってない」と言われてしまうのを防ぐためです。

商品と伝票を二重で確認することで、お店側も間違いをすんなりと受け入れてくれることにもつながります。

伝票をなくさないように保管する

伝票をなくしてしまうと、種類や点数を証明できなくなってしまうからです。

商品と点数が間違っていないか確認する

受け取ったその場で出来上がった商品に間違いがないか、点数が合っているかを確認する。

自宅に帰った後では、

自宅や帰る途中で紛失したんじゃないですか?

と過失を認めてくれなくなるのを防ぐためです。

それに、確認しないで6か月が経過してしまうと、賠償や返金を受けられなくなってしまうためです。

とにかく、店員さんのいる店内で確認すること、伝票をなくさないことが大切です。

クリーニングで紛失されないための対策

紛失はクリーニング店が悪いんだから、お店が気をつけてよ。

と思う方もいるかもしれません。

ですが、大切な衣類を紛失してしまってからでは遅いですし、紛失されて対応する時間ももったいなくないですか?

大切な衣類を紛失されないため、あなたの時間を大切にするための対策を紹介します。

まずは、クリーニング店が指定した出来上がり日、時間に引き取りに行くことがベストです。

クリーニング店はたくさんの商品を受け取り、保管しています。

デザインや、管理している番号が似ていて、渡し間違いをしてしまうケースがあるようです。

引き取りに行く日にちや時間が遅いと、他のお客様に間違って渡してしまうリスクが高くなります。

それに、早く紛失や間違いに気付くと運よく見つかるかもしれませんが、時間が経ってしまうと見つかる可能性は低くなります。

忙しいとは思いますが、できるだけ早く引き取りに行きましょう。

まとめ

今回は、クリーニングで紛失された時の対応と、対策についてお伝えしてきました。

要点をまとめますと、

  • クリーニング店で紛失された場合は、泣き寝入りする必要はない
  • 全ク連がクリーニング事故賠償基準を定めているので、賠償、返金を受けることができる
  • クリーニング店が対応してくれない場合はお住まいの消費生活センターや国民生活センターに相談する
  • 場合によっては同じ商品を購入してもらえる場合もある
  • あなたの状況、してほしい対応をお伝えしてみるのもおすすめ
  • 引き渡しから受け取りまでの確認を店内ですることと、伝票を保管することが大切
  • 指定された日、時間に引き取りに行く

これでクリーニングに出すか迷っている方も安心して預けることができますね。

現在紛失されて困っている方も、参考になったのではないでしょうか。

本記事があなたのお悩みを少しでも解消できたなら幸いです。

くりきん
世のクリーニングの悩みを解決するプロ
クリーニング店に大事な衣類を預ける時に浮かぶ小さな不安を取り除いていくお役立ち情報を発信しています。

クリーニング店だけに限らず、宅配クリーニングを導入して私生活の時短・労力を削減する情報など総合的に発信しています。

数々の苦悩の末、くりきん自身も愛用してきた地元クリーニング店から宅配クリーニングへ切り替えたエピソードを赤裸々に公開しています。
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