普段洗濯をしているといろんな汚れに出くわしますよね?
実際、私が遭遇したことがある汚れはこんな感じ。
- 服に墨汁がついた
- 洗濯で色移りした
- 服に黒カビができていた
- 襟の汚れが取れなかった
- 油性ペンのインクがついた
どの汚れも自分では落としにくい頑固な汚れ。
おそるおそる洗濯機から服を出してみて、汚れが相変わらず残っているのを見ると焦っちゃいますよね。
こんな時やっぱり頼りになるのがクリーニング。
でも、クリーニングって安いわけじゃないから、何でも店に持って行くわけにはいかないですよね。
そこで、この記事では、目安としてこれらの汚れをクリーニングの大手A社で注文した時の値段を調べてみました。
最後まで読めば、クリーニングに持って行くべきか悩むことがなくなります。
自分で汚れを落とそうと焦ったり、クリーニングの値段が分からず、不安になったりしないで済みますよ。
墨汁がついた時のクリーニングの値段は?
最初に紹介する汚れは墨汁。
子どもが学校で制服にシミをつけて帰ってくると、やっかいですよね。
学校から帰ってきた時に、習字紙に書けばいいものの、制服に書きたくって帰ってきたときは、絶句しました。。。
一般的に衣類ごとの基本クリーニング料金にプラスして、「シミ抜き」サービスの特別料金がかかります。
値段は500円玉サイズの汚れが600円~大きい汚れだと2,000円。
(※本記事の価格は2024年3月時点。税込み価格です。)
ちなみに、主な衣類の基本料金はこんな感じ。
衣類 | 値段 |
ワイシャツ | 280~580円 |
ズボン | 700~1,400円 |
コート | 1,300~2,600円 |
スーツの上下セット | 1,600~3,200円 |
墨汁の汚れは結構しつこくて、取れないことがあるって知ってましたか?
そもそも、汚れには水に溶ける「水溶性の汚れ」と、油に溶ける「油溶性の汚れ」以外にも「不溶性の汚れ」があります。
実は、墨汁は不溶性の汚れで、水でも油でも落とせないほど頑固なんです。
さらに、汚れの状態や生地の種類にもよりますが、特に綿などの植物性繊維の場合、奥までしみこみやすいので取れない場合があるんです。
このシミ抜きは服の生地を傷つけない範囲で行うため、このサービスには高度な技術が必要。
ですから、シミ抜きのクリーニングには2~4週間かかります。
また、完全に汚れが落とせるかどうかや実際のクリーニング期間については、直接服を持って行ってお店の人から意見をもらいましょう。
服の色移りをクリーニングした時の値段は?
服の色移りのクリーニングも、基本料金プラス有料のシミ抜きの値段です。
服の色移りの場合も、値段は平均600円~2,000円となっています。
色移りも墨汁と同じくいらいにやっかいな汚れです。
服が乾いてしまうと移った色が生地に定着してしまいます。
こうなってしまうと、色が取れた服も色がついた服も元通りにするのは至難のワザ。
あー、やってしまった…
なんて思って、どうしようもなくなりますよね。
そんな残念な気持ちにならないように、濡れているうちにお店に持って行きましょう。
ちなみに、服の色や素材によって色移りしやすさが違うのって知っていましたか?
濃い色は染料が多く使われているので、色移りが起きやすいです。
また、素材でいうと綿・麻・シルクなどは比較的染料が定着しにくい繊維でできているため、要注意!
普段から、色が近いもの同士をいっしょに、服を裏返してネットに入れて洗濯する、といった感じで気をつけたいですね。
黒カビがついた服をクリーニングした時の値段は?
黒カビも、有料オプションのシミ抜きの値段でクリーニングしてもらえます(600~2,000円)。
黒カビは目立ちにくいので、放ってしまいがちですよね。
さらに、比較的取りやすい白カビと違って、黒カビは繊維の奥まで浸透していることが多いのです。
気づいた時には、カビが生地の深いところに根を張っているなんて考えるだけでもぞっとしますよね…。
ですから、なるべく早く一度クリーニング店で状態を見てもらいましょう。
とはいっても、クリーニング屋さんのお世話になる前に、できれば普段からなんとかしたいところですよね。
黒カビは湿気を寄せつけずに服を保管することが大事です!
襟の汚れをクリーニングした時の値段は?
シャツの襟周りに黄ばみがついた場合の値段は、通常料金プラス1,100円。
黄ばみって簡単に落ちるんじゃないの?
なんて思っていませんか?
そんなことはないんです!
黄ばみは、食べかすなどの汚れの中にある色素が酸素と結びついて発生します。
カットしたリンゴをそのまま置いておくと、中の色素が反応して黄色くなるのと同じ仕組みです。
つまり、黄ばみは汚れがついた時から時間をかけて生地を傷めながら入り込んでいくので、落とすのが難しいんです。
そう考えると、クリーニングの値段が1,000円を超えるのも納得ですね。
油性ペンのインク汚れをクリーニングした時の値段は?
基本のクリーニング料金で済む場合もあれば、2種類のクリーニングを行う場合もあります。
有料の場合、値段の目安は60円~660円です。
なぜ有料の場合と無料の場合があるのでしょうか?
油性ペンは油溶性の汚れなので、油汚れに強いドライクリーニングで落とします。
このドライクリーニングは、主に水洗いに弱いスーツを洗濯する方法です。
ですから、一般的にスーツはドライクリーニングで油性ペンの汚れも落とすので、一回で処理が終わります。
一方、たとえばワイシャツの場合、一般的には「ランドリークリーニング」という方法が使われます。
このランドリークリーニングは水洗いする方法で、汗汚れに効果的ですが、油溶性の汚れは落ちません。
そのため、ワイシャツはランドリークリーニングに加えて、ドライクリーニングを行います。
汗汚れなどと油性ペンの汚れの両方を落とすために、2種類の方法で洗濯することになるんですね。
こんなワケで、服の素材によっては2種類のクリーニングが必要で、特別料金がかかります。
まとめ
この記事では、大手A社で様々な汚れをクリーニングする場合の値段を紹介しました。
記事の内容をまとめると、、、
- 墨汁のシミや洗濯物の色移り、黒カビは「シミ抜き」の有料オプションの対象
- 値段は汚れの大きさによって600~2,000円
- シャツについて襟周りの黄ばみ、油性ペンのインク汚れどちらも有料オプション
- シミ抜きのクリーニング期間は2週間~1カ月が目安
クリーニング店でも落とすのが難しい汚れもあるので、普段からお手入れに気をつけたいですね。
自分で汚れを落とせるかに加えて、洗濯にかかる手間とクリーニングの値段を比較して、クリーニングに出すかを決めましょう。