クリーニングしたらプリントが剥がれた!弁償してもらえるの?

制服、コート、おしゃれ着、ワイシャツなど大切なシーンで着る衣類をクリーニングにお願いすることはありますよね。

もちろん綺麗にしっかりした状態で戻ってくるのは当たり前だと思って出しています。

ほとんどの商品が満足して戻ってきます。

私も不満がある状態で戻ってきたことはありません。

自分自身が衣類をなくした(クリーニング店に取りにいくのを忘れていただけ)の時にどうしたらよいのか調べてみました。

クリーニング後のトラブルにはいくつかのパターンがあることを知りました。

紛失や衣類に不具合があって出したときより悪くなっている状態になったなど様々です。

これらはクリーニング店の扱いが不適切な場合もありますが、アパレルメーカーの製造、設計、消費者の着用、保管に原因があることもあります。

今回はクリーニングの時にプリントが剥がれ落ちる原因と、衣類のトラブルの対応についてお伝えします。

目次

プリントが剥がれる原因

プリントにはこんな種類があります。

  • 色あせが少なく洗濯への耐久性があるもの
  • 暗闇で発光するインクを使用したもの
  • 箔プリントといって金属を薄く伸ばしたものをプリントしたもの
  • モコモコした立体感があるもの
  • ラメプリント

ということは洗い方も変わるのでクリーニングする前に確認していても、まれに剝がれてしまうこともあります。

剥がれてしまう理由もいくつかあり、次の3つが多いですね。

①クリーニング方法のミス

洗濯方法を間違えてしまうことです。

本来水洗いすべき衣服を誤ってドライ溶剤を使用し洗濯すると、溶解され剥がれてしまったりします。

②時間が経ち、衣類、プリントが劣化して洗濯して剥がれた

服には寿命があるため、プリントは時間が経つと剥がれやすくなります。

手で触っても剥がれそうな状態になっていくこともあります。

この場合はクリーニング店ではリスクを説明し、状態によっては受けつけません。

③プリントの不良やプリントの接着不良

表示にはドライクリーニング可と記載されていたのでクリーニングしたが脱色してしまった例のように、表示通りにしたのにおかしくなったケースや、商品の接着が悪く洗濯によって剥がれたケースなどがあります。

クリーニング店がメーカーに連絡し、服を送って確認してもらうことで、メーカーが弁償するか新品と交換するかをお客様に説明して対応していきます。

①と②のケースがほとんどですが、①はクリーニング店の責任、②は自然劣化、③はメーカーさんの責任です。

衣類がトラブルにあった時のクリーニング店の対応

衣類をクリーニング店で弁償してくれる場合は、プリントが剥がれた時だけでなく、その他のシチュエーションでもできます。

例えば染み抜きでの脱色やアイロンで焦がしてしまったなどの、明らかにクリーニング店で起きた過失、預けた後の紛失は弁償対象です。

クリーニング店ではクリーニング事故賠償基準というマニュアルのようなものがあり、これを基準に賠償額が決められていきます。

衣類を着れない状態にしたり傷めてしまった時

服には平均使用年数、服の寿命が決められています。

衣類の種類によって異なるので、表を参考に弁償率が決まっていきます。

服の価値を計算して弁償額が決まっていきますが、クリーニング店の対応や事故のシチュエーションによって変わってくることもあります。

服を紛失してしまった時

紛失してしまった場合の弁償額は洗い方(クリーニング料金)で決まります。

  • ドライクリーニング(石油系の有機溶剤を使用) →40倍
  • ランドリー(洗剤、アルカリ剤、漂白剤を使用してドラム式洗濯機で温水洗いすること)  →20倍
  • ウエットクリーニング(水を使用して洗う方法)→40倍

クリーニング料金と決まっている基準をかけて賠償額が決定します。

まれにですが、クリーニング店がミスに気がついていないこともあるので、おかしいなと感じたら、お店に確認したほうがよいです。

まとめ

今回の記事では、クリーニングでプリントが剥がれてしまった時の原因や対応について紹介しました。

内容は、

  • プリントが剥がれる理由
    ①クリーニング方法のミス→ 洗い方を間違えてしまったなど。
    ②時間が経ち、衣類、プリントが劣化していたため洗濯して剥がれた。
    ③プリントの不良やプリントの接着不良→メーカーでの制作時のミス
  • クリーニング店での衣類のトラブルへの対応
    衣類が傷んでしまった時・・服の使用年数によって賠償額が決定する。
    衣類が紛失した時・・請けたクリーニング方法で賠償額が決定する。

今回は、トラブルが起きた場合の対応をお伝えしました。

汚れを落とす技術がお店によって違うこともありますが、ほとんどのお店は服を傷めない、ちゃんと着れる状態でお返しすることが最低限のスキル、マナーであるということをプロとして意識されています。

クリーニング店ではきちんと取り扱い表示とプリントを確認し、ドライクリーニングか水洗いかを決め、可能な限りリスクの説明や確認をしてくれる所もたくさんあります。

私もプリントではありませんが、汚れの状態をお店の方が確認してこうなるリスクがあるなどの説明を受けたことがあります。

クリーニングに出す前の衣類の状態を自分自身でもしっかり確認したほうがいいな、と感じました。

お伝えしたことが少しでも役に立ったら嬉しいです。

くりきん
世のクリーニングの悩みを解決するプロ
クリーニング店に大事な衣類を預ける時に浮かぶ小さな不安を取り除いていくお役立ち情報を発信しています。

クリーニング店だけに限らず、宅配クリーニングを導入して私生活の時短・労力を削減する情報など総合的に発信しています。

数々の苦悩の末、くりきん自身も愛用してきた地元クリーニング店から宅配クリーニングへ切り替えたエピソードを赤裸々に公開しています。
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