スーツをクリーニング後の受け取り時の袋はどんな役割があるの?

初めてスーツをクリーニングに出すと、シワ一つないピカピカの状態で戻ってきますよね!

できればもうこの状態のまま、使わずに飾っておきたいくらいです(笑)

そんなピカピカのスーツを持ち帰る際には、スーツにビニール袋が被さった状態で返ってくると思います。

このビニール袋はなんのためにあるんだろうと思った方もいらっしゃると思います。

このまま保管しててもいいのか、それとも外してクローゼットに収納すべきなのか迷いますよね!

僕のようにガサツで適当な性格の人なら、家に着いた瞬間、問答無用でゴミ箱に捨てるという方もいらっしゃると思いますが(笑)

そこで今回はこのビニール袋はなんのためにあるのか、外すのに適したタイミングやメリット、デメリットがあるのかをお伝えしていこうと思います!

クリーニングのビニール袋について知りたい人は、その疑問が解決すると思いますよ!

目次

そもそもビニールの袋はなんのためにあるのか?その役割とは?

クリーニング後のビニールの袋の役割は、主に「クリーニングした洋服が工場内や輸送、保管の際に汚れがつかないようにする」ということです。

なので簡易的に作られたものであり、自宅での長期的な保管をすることを考慮されていないため、つけっぱなしでいると様々な弊害を生みます。

クリーニング後のビニール袋はすぐに外したほうがいいの?

クリーニング後のビニール袋はすぐにはずしていいものかどうか、疑問に思いますよね?

袋をかぶせたままだとほこりや汚れを防いでくれそうだし、次に着るときまではとりあえずかぶせたまま保管しよう!と思うかもしれません。

しかし、結論から言いますと、ビニール袋はすぐに外したほうがいいです。

その理由を始めにお伝えします。

ビニール袋をそのままにするとカビが発生するかも!?

洋服の湿気は蒸発する際に、床から天井へ登っていきます。

その時にビニール袋がかぶさっていると、蒸発の妨げとなってしまいます。

そうなると衣類そのものが湿気を吸ってしまい、それが蒸発することなく溜まっていくことでカビが発生しやすい環境を作ってしまうことになるのです!

せっかくクリーニングしたスーツにカビが生えるなんて、考えるだけでも発狂するくらいですね!(笑)

ビニール袋をかぶせてそのまま保管している人は今すぐ取り外してください!

カビだけじゃない!大事なスーツが変色する危険性!

ビニールの袋をそのままにしていると、カビだけではなく変色の可能性もでてきます。

袋の中で空気の循環が悪くなり、空気中のガスによる洋服の色素の分解が進み、裾などを中心として淡いグラデーションの変色ができることがあります。

スーツの一部分が変色していると、上品で大人なイメージのスーツから、一気に清潔感のないスーツの印象になってしまいます。

変色したスーツはもとの色に戻すことがなかなか難しいので、注意しましょう!

一度変色したスーツはクリーニングで元に戻るの?少し難しいかも、、

ビニールカバーをつけっぱなしにして、色が変色したならまたクリーニングに出せばもとにもどるのでは?とお考えの方もいらっしゃると思います。

しかし、黄ばみや空気中のガスによる色素の変色は、クリーニング店でもどうにもできないことが多いです。

色が変わってきたなと思ったときには、もうすでに手遅れの状態です。

クリーニング店に出したのに、買い換える羽目になってしまった、、なんて悲劇も十分にありえます。

いままでの時間やお金を返してほしいと心から思うことでしょう。

しかし、そうなってしまったときにはもう遅く、泣き寝入りをするしかありません。

僕だったら悔しくて逆に眠れなさそうですけどね(笑)

そうならないためにもクリーニング店のビニールの袋はすぐに取り外すようにしましょう。

ビニールをそのままにしておくメリットはほぼありません。

今回の記事で書かれていたことを忘れず、あなたの大事なスーツを守りましょうね!

これでもう大丈夫!クリーニング後のスーツの保管方法!

スーツはクリーニングしたらすぐにビニールを外し、お部屋の中ではなくクローゼットやタンスの中に入れましょう。

クローゼットやタンスの中に入れず、部屋の中に置いたままだと、日光や蛍光灯の紫外線を受けて変色するかもしれません!

スーツを保管しているクローゼットも定期的に掃除するようにしましょう。

締め切ったままだと湿気がたまってしまい、カビの原因にもなります。

スーツを保管する場所も清潔に保つことが重要というわけですね!

スーツの上着の保管方法とは?

スーツの上着は分厚いハンガーにかけ替えて保管するようにしましょう。

細いハンガーを使うと型崩れを起こしてしまいます。

木製などの丈夫なハンガーを使って、もともとの形から崩さないようにしましょう!

スーツのパンツの保管方法とは?

パンツは普通のハンガーでつるしておくのではなく、腰回りをはさむタイプのハンガーで保管するとシワになりづらいです。

たたんで保管する場合は、なるべく折る回数を少なくして保管するように心掛けてください。

まとめ

今回はクリーニング後のスーツについてくる袋に関してや、その後の保管方法についてお伝えしていきました。

記事全体をまとめると、

  • ビニール袋の役割は、工場内や輸送中、保管中に汚れや埃がつかないようにするため
  • ビニールを外さずにそのままにしていると、カビや変色の原因になる
  • 一度変色したスーツはクリーニング店では取り除きづらい
  • 清潔なクローゼットでただしい保管方法で保管すべき

クリーニングから帰ってきたビニールをそのままにしておくメリットはほぼないことを十分にお伝え出来たかと思います。

スーツを正しく扱うことで、ずっときれいな状態のまま使えるようにしましょう!

くりきん
世のクリーニングの悩みを解決するプロ
クリーニング店に大事な衣類を預ける時に浮かぶ小さな不安を取り除いていくお役立ち情報を発信しています。

クリーニング店だけに限らず、宅配クリーニングを導入して私生活の時短・労力を削減する情報など総合的に発信しています。

数々の苦悩の末、くりきん自身も愛用してきた地元クリーニング店から宅配クリーニングへ切り替えたエピソードを赤裸々に公開しています。
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