クリーニング店が紛失を認めない!?どうする?諦める?予防策も解説

大切なものを紛失した時、とても焦りますよね。

自分自身で紛失した時は気持ちに踏ん切りをつけますが、相手がいる場合はどうしても対応を求めたいと思ってしまいます。

クリーニング店では自分の衣類を預けて、洗濯、シワ取り加工などをしてもらいます。

クリーニング店で服を預けて戻ってこないことなんて、まず考えないです。

でも紛失した場合、そしてそれを認めてもらえなかったら、どうすればいいのか悩んでしまいますよね。

認めてくれず泣き寝入りされた方もいらっしゃいます。

すべてが解決するわけではありませんが、できることをすこしでも知っておくのは大事ですよね。

今回はどうしたら少しでもトラブルを回避できるかを考え、賠償が難しい場合と予防策をお伝えしていきます。

目次

過去の紛失トラブル

ジャケット、スカート、パンツの3点を預けたケース

引き取りに行った時に確認を軽くしかしなかったが(この時スカートは見えなかった)、持って帰った後確認したらスカートが見当たらない。

問い合わせると、スカートはありませんとのこと。

預かりのメモには「スーツ上下、パンツ」と書いてあり、スカートは預かっていないと言われてしまう。

結局見つからず、諦めるしかなかった。ということでした。

メモの時点で疑問を持ったそうですが、そのままにしてしまったそうです。

疑問に思った時に、聞けばよかったと後悔してしまいそうですね。

ズボンとコート2着を預けたケース

ズボンは使用するので出来上がり後、すぐ取りに行ったが、残りのコートは後日取りにいくとして、新たな控えを書いてもらい帰宅。

季節は変わり、預けた店主が急逝して閉店することになり、引き取りがまだの方は指定の日時に来店をお願いされ行ってみると、クリーニング店の工場の方が代理で対応。

コートは見つからず、渡し済みになっていた。

記録には行っていない日時に来店したという記録が手書きであった。

企業と交渉したがなかなか上手くいかず、消費者センターに問い合わせて相談。

消費者センターから交渉してもらったら、賠償金を支払ってもらったということです。

お店側に預かった証拠のメモがないという場合や渡し済みにされてしまっていると、紛失を認めてくれないことがあるのですね。

こんな経験はしたくないです。

預けたことを証明することはとても難しいことなんですね。

紛失しても賠償が認められない場合

クリーニング店に過失があっても弁償してもらえない場合を挙げます。

  • 利用者が洗濯物を受け取りに来た時に受け取ったことを証明する書面をクリーニング店に渡した場合
  • 利用者が洗濯物を受け取ってから6か月がたった場合
  • クリーニング業者に預けて1年たった場合
    (この期間は以下の日数を加算する)
  • 洗濯物のクリーニングに必要な期間を越えて仕事が終わった時は、その超過した日数
  • 特約による保管サービスを使った場合はその保管日数
  • 洗濯に必要な日数をこえて仕事が完成した後、続けて特約による保管サービスを利用した時は、超過日数と保管期間を合わせた日数
  • 地震などの災害によって預かり品が返せない状況になった場合

最後の地震の場合は、賠償してくれない可能性が高いです。

時間が経ってしまうことが、対応できない理由として一番多いようです。

トラブルにならないようにするには、その都度、確認をするのが大事ですね。

紛失しても泣き寝入りしないためには?

クリーニングに限らず、トラブルになった時に相手に対して自分の主張を言うのは緊張しますし、相手の態度で引き下がってしまうこともあると思います。

泣き寝入りしてしまうことで後悔しないように、出来ることをして予防することが大事ではないでしょうか?

クリーニングに出してから返ってくるまでの流れに沿って、予防法を順番に説明します。

①出した服の種類と数を確認する

出すときに店員さんと一緒に確認しましょう。

「受け取った」「自宅に忘れたのでは」というトラブルを防ぐためです。

②伝票と内容が合っているかをさらに確認する

お店の方も伝票を打ち間違えてしまったり、打ち漏れしてしまうこともあります。

言った、言わないでトラブルにならないように自分でも確認できると安心です。

二重で確認すると、お店の方も受け入れやすくなります。

混雑時は言いにくいかもしれませんが、トラブルは混雑時に対応した時の方が起こりやすいので、慌てず確認するのがおススメです。

③伝票はなくさない、日時など確認して保管する

まず、預けたことを忘れてしまうこともあるので、返却日などしっかりチェックして伝票の紛失には気をつけることが大事です。

伝票をなくしてしまうと何を預かったか証明できなくなってしまいます。

④受け取る時に服の内容と預けた数が合っているか確認する

自宅に持ち帰った後では、過失を認めてくれない場合があります。

また6ヵ月が経過すると、賠償や返金が受けられなくなりますので注意が必要です。

大事なのは、店員さんと一緒に店内で確認することです。

トラブルになった時には、自分の状況を丁寧に説明することで自分に合った対応をしてくれることもあります。

もちろん無理難題はダメです。

困った対応をされることもあるかもしれません。

しかし落ち着いて行動できるとお店の方になんとかしてあげたいと思われるので、少しはよい方向に向かうかもしれません。

まとめ

クリーニング品の紛失は気が付くのが遅くなると対応は難しくなります。

時間が経った後の紛失の証明は大変です。

そのためお店から認めてもらえないケースも出てきます。

今回は賠償が難しいパターンと紛失を予防する対策についてお伝えしました。

クリーニング店での過失でも賠償されないケース

  •  クリーニング品を異議なく受け取ったとする書面をクリーニング店に渡した
  •  利用者が受け取って6ヵ月経ってしまった
  •  クリーニング店に預けてから1年経っている
  •  地震等の災害で衣類が渡せない状態になってしまった

クリーニング品の紛失で泣き寝入りしないための予防策

  •  出した服の種類と数の確認
  •  伝票と内容があっているかの確認
  •  伝票をしっかり保管、返却日の確認
  •  受け取る時に内容と数が合っているかの確認

ここまで確認できれば、紛失トラブルはかなり減るのではないかと思います。

また、本当に困ってしまった場合は、紛失したケースでも書いたのですが、お住まいの市区町村の消費生活センター、国民センターに相談することも有効です。

トラブルにはできるだけ巻き込まれたくはないので、普段から確認する癖をつけていくと

回避しやすくなります。

この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

 

くりきん
世のクリーニングの悩みを解決するプロ
クリーニング店に大事な衣類を預ける時に浮かぶ小さな不安を取り除いていくお役立ち情報を発信しています。

クリーニング店だけに限らず、宅配クリーニングを導入して私生活の時短・労力を削減する情報など総合的に発信しています。

数々の苦悩の末、くりきん自身も愛用してきた地元クリーニング店から宅配クリーニングへ切り替えたエピソードを赤裸々に公開しています。
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