ナイロンの色移りの落とし方は?色移りの原因と予防法も併せて解説

アウターやレインコート、バッグの中には「ナイロン」を生地に使用している製品があります。

撥水性があって丈夫で重宝している人も多い一方で、洗濯のやり方が原因で色移りしちゃうケースもあるんです!

私は友人がナイロン製のジャケットを洗った際に色移りしちゃって、その解決に四苦八苦した話を聞いています。

大事なグッズに色移りしちゃうと見た目が悪くなるので、早めに解決したいですよね?

そこで今回は、ナイロン生地に色移りした際の正しい落とし方と、色移りする理由・予防法も一緒に解説します。

目次

ナイロン生地に色移りする原因とは?

一般的なナイロン生地は色落ちしにくいと言われていますが、他の衣類から色移りしてしまうリスクがあるんです!

私の友人も、ナイロン製のジャケットと一緒に洗った別の衣類から色移りしてしまったとボヤいていました…

原因は、生地に使用する色素が洗濯の際に落ちて別の衣類に定着することで発生するんです。

絹や木綿といった天然素材の生地は色素が定着しにくく、特に買ったばかりの品や洗った回数の少ない衣類は色落ちリスクが高くなります。

進学で親元を離れたり、社会人になったのをきっかけに一人暮らしを始めたばかりの人だと、今まで自分で洗濯をしなかったことから洗濯での失敗は経験しがちです。

私も色移りはありませんが、新社会人になって間もない頃は洗濯の失敗を何度か経験していて、型崩れとか生地の傷みを起こしたことがあります。

ナイロン生地への色移りは見た目を悪くするため、リスクを抑えた使用と、色移りした場合に正しく対処する方法を知っておくことは重要なんです!

着用した衣類は清潔・衛生的に使い続けるために洗濯は欠かせませんから、洗ったことによる色移りが起こった場合の解決の仕方はしっかりと覚えておきましょう!

ナイロン生地に色移りした際の正しい落とし方

ナイロン生地に色移りが発生したら、適切に対応しないと落とせない可能性があるんです。

いざという時に迅速かつ的確に解決できるように、ナイロン生地に色移りが起こった場合の正しい対応をピシッとマスターしてくださいね♪

まずは洗濯表示を確認!

まず肝心なのは、洗濯表示をきちんと確認することなんです。

洗濯表示には、例えば漂白剤を使ってもいいかどうか、そもそも家の洗濯機で洗ってもいいかどうかといった注意点が記載されています。

こんな見た目のタグに記載されていますよ。

上記の画像は古いタイプの洗濯表示で、洗濯表示はたまに改定されるので、販売された時代によって同じ意味でも異なるマークが表示されていることがあります。

ネットで調べると以下のサイトのように洗濯表示の解説を見られるので、マークの意味が分からない場合は調べておきましょう。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols.html

後ほど漂白剤を使用しての色移りの落とし方についても解説しますが、洗濯表示に漂白剤の使用禁止が記載されていたら、その方法は使えません。

先ほどの画像にある三角マークが漂白剤に関する洗濯表示なので、三角に斜線や×マークがついている場合は注意してください。

  • 三角マークだけ:漂白剤OK
  • 三角マークに斜線付き:酸素系はOK、塩素系はNG
  • 三角マークに×が付いている:漂白剤すべてNG

表示に従わずに洗うと生地を傷めたり色落ちの原因になったりするので、特に買ったばかりの衣類の洗濯表示はバッチリ確認してくださいね♪

洗ってから乾いていなければもう一度洗濯しよう!

洗った後にナイロン生地のグッズを干す時に色移りを確認した場合は、もう一度洗って落とす試みをしてください。

色移りした後に乾くと、付着した色素が定着して簡単には落とせなくなってしまうんです…

先ほどの友人の話では色移りが判明したのはナイロン製のジャケットが乾いた後だったため、解決するのに苦労したと言っていました。

再度洗う時には普段より洗剤を多めに入れて洗えば、色移りを落としやすくなりますよ♪

乾いた後は酸素系漂白剤を使ってみよう!

ナイロン生地に色移りしたのが乾いた後に判明した時は、酸素系漂白剤を使用してみましょう。

酸素系漂白剤は塩素系と比較すると色柄物の脱色リスクが低いため、色柄物のナイロン生地に色移りしたケースでも問題なく使えるんです♪

酸素系漂白剤を溶かした水に変色した衣類を30分ほど浸け置きして、軽くもみ洗いしてからいつもと同じように洗ってください。

落とせない時はクリーニング店に相談を♪

軽度の色移りであれば自力で落とせる可能性もあるんですが、色素がナイロン生地に定着した場合だと簡単には落とせません。

その時は、ナイロン製の衣類をクリーニング店に持ち込んで、色移りしたことを伝えたうえで相談してみてください。

多くのクリーニング店では染み抜きサービスを提供しているため、自力では落とせないような色移りや汚れもプロの手にかかれば落とせる可能性があるんです!

プロの染み抜き技術については以下の動画が参考になるので、ぜひ見てみてくださいね♪

ナイロン生地への色移りを防ぐ工夫を知ろう!

色移りしたナイロン生地は適切なやり方で色素を落とせるんですが、場合によってはプロのクリーニング店スタッフでも色移りを落とせないケースもあります。

そのリスクを考慮すると、ナイロン生地への色移りを防ぐ工夫についても知っておく必要があるんです!

色柄物は分けて洗うべし!

色移りは色柄物のように濃い目の染色をしている衣類から色素が染み出て他に定着することで発生します。

白物は白物で、色柄物は色柄物にまとめて、分けて洗うことで色落ちリスクを抑えられるんです♪

アルカリ洗剤より中性洗剤がおすすめ

アルカリ性の洗剤は安価で洗浄力が強いメリットがあるんですが、色素を浮かび上がらせて色移りしてしまうリスクがあるんです。

中性洗剤はそのリスクが低いため、デリケートな色柄物を洗う時は中性洗剤を使用するといいですよ♪。

いつまでも洗濯機の中に入れておかないこと

濡れた状態で洗濯機の中で衣類が重なった状態は、それがナイロン生地への色移りのきっかけになる可能性があるんです!

洗濯が終わったら、できるだけ早めに洗濯機から取り出して干してしまいましょう。

干す時にも服同士が接触する時に色移りのリスクがあるので、間隔を十分に開けて干すといいですよ♪

まとめ

今回はナイロン素材の生地に色移りした場合の対処法をご紹介しました。

まとめますと、、、

  • 色移りは洗濯の際に色素が別の衣類に付着することで発生する
  • ナイロン生地への色移りを落とすには酸素系漂白剤がおすすめ
  • 自宅で落とせない色移りはクリーニングン店に相談
  • 色移りを防ぐには洗い方や干し方にも気配りが必要

ナイロン生地に色移りが起こってしまうと、お気に入りの服でも見た目が悪くなってしまうので残念な気持ちになってしまいますよね…

予防法をバッチリと実践して、それでも色移りを起こしたら適切なやり方を実践すれば見た目の悪さを解消できます。

この記事をご覧になったなら、もうナイロン生地に色移りしても正しく解決できるはずですよ♪

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