スーツのクリーニングの工程は?どんなやり方をしているの?

家ではできないような仕上がりにしてくれるクリーニング店は、いったいどのような工程や手順を踏んでクリーニングを行っているのでしょうか?

僕はスーツや学生服の衿がよく茶色く黒ずんでしまうタイプで、洗濯してもまったく茶色いシミが落ちませんでした。

仕方がないのでクリーニング店に持っていって洗ってもらうと、茶色いシミはどこへやら!

きれいさっぱり無くなっていたのでした!

着心地も以前より肌触りが良くなった気がします。

その時にクリーニング屋さんは、

「やっぱり洗濯のプロなんだなあ」

としみじみ感心したことがありました。

そこで今回は、クリーニング屋さんでの洗濯が家で洗濯するのと何が違うのか、プロの方々がどのような工程を踏んでクリーニングをしているのかをお伝えします!

クリーニングの工程や、どういったものを使っているのかを知っていれば、お店で相談がしやすくなるし、スーツがきれいになったけど、どうやってきれいにしてくれたのか気になる!

という方はその悩みがこの記事で解決しますよ!

目次

スーツのクリーニング方法は1つじゃない!?汚れに合わせた洗浄法

実はクリーニング店は汚れに応じて、洗い方を変えていることを知っていましたか?

汚れの種類によって洗浄方法や工程が違ってくるんです!

ここではクリーニングの種類をお伝えしていきます。

ドライクリーニング

皮脂の汚れや、口紅やファンデーションなどの油汚れを取るときにはこのクリーニング方法で洗浄します。

ドライクリーニングには特殊な溶剤を使用します。

頑固な油汚れに対応したクリーニング方法です。

ウェットクリーニング

汗や飲み物、食べ物などの水溶性の汚れを取るときにはこのクリーニング方法で洗浄します。

僕のスーツの衿の汚れなどはこの洗浄方法で落としてもらっています。

このように汚れの種類を見極めて、それにあった方法でクリーニングを行ってくれているのです!

スーツをクリーニングしていく時の工程が気になる!実際の流れを紹介!

お伝えした通り、クリーニング店は汚れの種類に対応した洗い方を行ってくれています。

ならその工程はどのようなものなのでしょうか?

家での洗濯機を使った洗濯とはどう違うのか、その工程をお伝えしていきます!

家の洗濯機では落ちなかったシミや汚れをいかにしてきれいさっぱり消し去っているのか?

その謎に迫っていきましょう!

仕分け

まず初めにクリーニング店が行うことは、この仕分けの作業です。

どのように仕分けるのかというと、汚れの種類や服についている洗濯表示タグを確認して、どちらの洗浄方法で洗うのかを決めていきます。

服によってはドライクリーニングができないものや、ウェットクリーニングができないものが存在するので、必ずタグの確認は行いましょう。

もし、油で汚れたからといってドライクリーニングができないスーツをドライクリーニングなんてやってしまうと、、

スーツが傷んでもう着れなくなっちゃうかもしれません!

あなたの素敵なスーツを守るためにも、必ずタグは確認するようにしましょう!

洗浄

それぞれ専用の洗濯機を使って洗浄します。

この時にドライクリーニングは有機溶剤と呼ばれる特殊な溶液を使用して洗浄するんですね。

一方でウェットクリーニングは、洗剤と水を使って洗浄を行いますが、熱を加えると色落ちしてしまったりする服については常温で洗ったりするです。

家で洗濯をするとしたら、一個の洗濯機に市販の洗剤で洗濯するしかないですよね。

ですが、クリーニング店ではこのようにワンランク上の洗濯を行ってくれます!

乾燥

洗浄したら次は乾燥させていきます。

クリーニングの種類や衣類によって最適な乾燥を行います。

コインランドリーの乾燥器のように、まとめてポンと乾燥するのではなく、一着一着をしっかり吟味して乾燥してくれるので、とても安心して任せられますね!

仕上げ

この仕上げの作業が、家庭とクリーニング店ではクオリティの違いがはっきりと表れる工程です!

洋服に合わせた仕上げを行ってくれます!

例えばジャケットの仕上げなどは人の体の形をした型を使って仕上げたり、専用のアイロン台を使って肩や衿などの部位にアイロンをかけ、家庭ではできないような立体的な仕上がりにしてくれるのです!

これを過程でやろうと思えば、さあ大変です(笑)

まず人の上半身だけのマネキンを購入し、さらに一般的な店では手に入らない特殊なアイロン台を購入して、衿などの細かい部分に慎重にアイロンをかけていかないといけません。

自分でやるのは費用もかかるし、何より面倒ですよね。

それに普段からアイロンを使用していない人ならば失敗するかもしれません。

検品

仕上がった衣類を検品して、汚れやシミがないか、不完全な衣類がないかをチェックします。

不完全な仕上がりの衣類が見つかった場合は、洗い直しを行ってくれます。

最後の確認まで、クリーニング店のスタッフさんは親身にやってくれるんですね♪

納品

洋服が仕上がれば、クリーニングを頼んだお客様に返却します。

ちゃんと依頼主の衣服かを確認して、要望通りに仕上がっているのかをご確認してもらい、クリーニング完了です!

まとめ

今回はスーツのクリーニングの工程についてお伝えしていきました。

記事の内容をまとめると、

  • クリーニング屋さんは汚れや洋服の素材によって洗浄方法を変えている
  • クリーニングの種類はドライクリーニングとウェットクリーニングが存在する
  • クリーニングの工程は、仕分け、洗浄、乾燥、仕上げ、検品、納品の流れで行っている

シミや汚れを落としてくれるだけではなく、その洋服に合った方法で洗濯をしてくれたり、クリーニングする前より立体的な仕上がりにしてくれるクリーニング屋さんを利用して、自分のスーツをピカピカにしましょう! 

きっとスーツを着るたびに気分が高揚し、わくわくする気持ちになりますよ!

くりきん
世のクリーニングの悩みを解決するプロ
クリーニング店に大事な衣類を預ける時に浮かぶ小さな不安を取り除いていくお役立ち情報を発信しています。

クリーニング店だけに限らず、宅配クリーニングを導入して私生活の時短・労力を削減する情報など総合的に発信しています。

数々の苦悩の末、くりきん自身も愛用してきた地元クリーニング店から宅配クリーニングへ切り替えたエピソードを赤裸々に公開しています。
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