雨の日に外を歩くと、水しぶきや濡れた路面からの泥跳ねなどで衣服が汚れてしまうことがよくあります。
私もよく汚してしまうのですが、家で洗濯できる衣服であれば、帰宅後すぐに洗濯すればすみますよね。
しかしスーツは汚れてしまうと、家で洗濯することも難しいので
何か良い方法はないかなぁ…
と思っていました。
皆様もそう思われている方が多いと思います。
その悩みはスーツに撥水加工を施すと、解決することができます!!
最近ではクリーニング店で、撥水加工サービスを行う店が増えてきています。
そこで今回は、クリーニング店で行う料金や効果など、また市販スプレーとの違いについて詳しくお伝えします!
スーツの撥水加工とは?
撥水加工とは、スーツの生地に特殊な処理を施すことで、水や液体が表面に滑り落ちるようにする技術です。
つまり、雨の日や飲み物をこぼしたときになどに、水や液体がスーツの表面に付着せず、汚れやシミを防ぐことができます。
私はよく飲み物をこぼし、服を汚したりするので私にうってつけの技術です!!
撥水加工を施しておくと、清潔さを保ちながら快適に着用することができるため、悪天候や日常のシーンでも汚れを気にすることなく、安心して着ることができますね。
撥水加工のメリット
雨の日でも快適に着用できる
撥水加工を施したスーツは、雨や水しぶきから身を守ることができます。
それは何故かというと、水滴が表面をすべり落ちるため、スーツ自体がほとんど濡れずにすむからです。
スーツでもそうですが、服が雨に濡れると湿って体にまとわりついて、気持ち悪いですよね。
私も気持ち悪い思いをしたことは一杯あるので、その感覚がなくなると本当に「快適だな」と感じ、これだけでも撥水加工をしてよかったと思いました。
汚れやシミの防止
撥水加工をすることにより、液体がスーツの生地に浸透するのを防ぎます。
飲み物のこぼれや食べ物の飛び散りなどからスーツを守り、清潔さを保ちます。
これでランチの際もこぼれを気にすることなく食べることができますね。
快適に着用することができる
スーツの生地が濡れることを防ぐだけでなく、着用時の快適さもアップします。
濡れたスーツは重くなり、不快な着心地になることがありますが、撥水加工を施すことによって、軽減することができます。
耐久性の向上
汚れや湿気を防ぐことになりますので、これによる劣化も防ぐことができます。
このためスーツの耐久性が向上して、長く使用することができます。
クリーニングに出す回数も減らすことができるため、お財布にも強い味方ですね。
撥水加工の種類
撥水加工には、市販のスプレーやクリーニング店での専門的な処理という2つの主要な方法があります。
それぞれの違いを以下で説明しますね。
市販スプレーを使用した撥水加工
市販のスプレーは手軽に手に入れることができ、自宅で簡単に使用することができます。
安価なものでは1,000円台で手に入れることができ、乾燥時間も20分程度と早く、時間や日数がない時におすすめです。
しかしデメリットとしましては、効果の持続性が低く、クリーニング店での施工に比べ、フッ素系樹脂の分子が大きいため、撥水効果も低くなります。
また人体に有害な物質を含んでいる可能性もありますので、スプレーする際は必ず風通しがいい場所で行うようにしましょう。
私も市販のスプレーを持っており、時々使用するのですが玄関で使用した際、かなり匂いはきつく感じ、すぐに玄関のドアを開けました。
使用時は必ず注意してくださいね。
クリーニング店での専門的な撥水加工
クリーニング店での撥水加工は、フッ素系樹脂やシリコン樹脂を主に使用しています。
コーティングした後、熱乾燥が行われ、それにより衣類に水分が浸透しにくくなるように、水分より小さなトゲ状のものが衣服に付着します。
また衣類の素材や種類に合わせて適切な加工を施し、それぞれの素材に応じた処理を行うことで、最適な撥水加工の効果を得ることができるので、ぜひプロの仕事を感じて見てください。
もしクリーニング店で行われた撥水加工処理に満足できない場合には、修正や返金保証を行っているクリーニング店がありますので、一度調べてみてくださいね。
撥水加工の料金や頻度
料金体系
撥水加工の料金は店舗や衣服の種類によって異なります。
スーツ | 約1000円〜1500円 |
ズボン | 約500円 |
ジャケット | 約700円 |
コート | 約1200円 |
撥水加工処理は5日程度の日数が必要となることが多く、繁忙期ですと1週間以上の日数がかかる場合があります。
「時間がないよ〜」と慌てることがないように、余裕を持ってクリーニング店に持ち込みをしてくださいね。
撥水加工処理を行う頻度
撥水加工処理を行うと効果は1年と持つものもあります。
しかし日常的に着るスーツに関しては、1ヶ月〜2ヶ月で効果が段々薄れてきます。
ですので数ヶ月に一度クリーニングに出し、その際に一緒に撥水加工処理を施してもらうのが良いですね。
撥水加工処理をお願いする際の注意点
撥水加工処理をクリーニング店に依頼するときには、以下の点に注意が必要です。
- ニット生地など撥水加工に向いていない衣服がある
- 直接肌に触れる衣服に処理を行うと、汗などを吸収しにくくなってしまう
- 水を完全に防ぐことはできない
以上、代表的な注意点をあげました。
ご自身の衣服や居住環境と相談しながら、決めてくださいね。
まとめ
今回はスーツに撥水加工処理を施すメリットについてお伝えしてきました。
- 撥水加工を行うことにより雨の日も快適に過ごすことができ、汚れ防止にもなる
- 快適に着用することができ、耐久性もアップする
- 市販スプレーと専門的なクリーニング店での撥水効果の違い
- クリーニング店での撥水加工処理の料金等について
- 注意点
一度、撥水加工処理を経験すると、もう撥水加工処理なしの時代には戻れないと思います。
大切なお気に入りの衣服を長く着るためにも、皆様も一度試してみてくださいね。