スーツはクリーニングで染み抜きできるの?頑固な汚れも大丈夫?

長らくタンスの中で眠らせていたスーツを引っぱり出したら、

茶色いシミがついてる!
いつの間に!!

なんて経験はありませんか?

私は特に夏場なんかはとても汗をかくので、すぐにスーツの首元に茶色いシミがつくことがよくありました、、

朝からパリッとしたスーツをきて、「今日もお仕事がんばるぞ!」というときにスーツにシミが見つかったらなんだか気分も萎えますよね、、

どんなに高価でかっこいいオーダーメイドスーツを着ていたとしても、シミが一つついているだけで残念な印象になってしまいます。

かといって、

スーツの染み抜きなんてやったことないし、、

なんて人も多いと思います。

そこで今回はクリーニング店で行ってくれる染み抜きのサービスについてお伝えしていきます!

目次

スーツをクリーニング店で染み抜きはできるのか?利用する際の注意点!

クリーニング店ではすべての店舗ではないですが、店舗で染み抜きのサービスを行っています。

クリーニング店のスタッフは、洋服の洗濯のプロの方々なので信頼して任せることができます。

じゃあ、もうプロの人たちに任せたらどんな汚れでも安心やん!

そう思うかもしれませんが、洗濯のプロだからといってすべての洋服のシミや汚れがおとせるというわけではないので注意が必要です。

スーツのクリーニングで染み抜きを行う手順は?

クリーニング店に染み抜きする用の洋服を持って行ったときに、以下のような手順を踏んで染み抜きを行っています。

1 依頼された服の汚れの状態を確認

シミや汚れの種類を確認して、どのような方法で染み抜きするかを決めていきます。

2 油性のシミや汚れを落とす

シミが油性の物である場合は、特殊な洗剤を使ってシミを落とします。

3 水溶性のシミや汚れを落とす

シミが水溶性の物である場合は、スチームと呼ばれる高温の蒸気で汚れを落とす道具でシミを落とします。

4 漂白する

汚れを落としたら、漂白していきます。

5 乾燥させて確認

最後は乾燥させて、シミや汚れがきちんと落ちているか確認して終了です。

誰でも一度は、ご飯を食べているときに服を汚してしまった経験がありますよね。

僕はずぼらで面倒くさがりな性格というのもあり、よく汚してそのままにしていました。

子どもの時なら服が汚れていようが、よくあることと流されるでしょうが、そのまま成長して大人になっても変わらないと、もう目も当てられませんよね!

食べ物や飲み物はほとんどが油性か水溶性のもので、汗のシミや化粧品なども油分を多く含んでいる汚れなので、このようなよくあるシミの場合は迷わずにクリーニング店に任せてしまいましょう!

こんな汚れは要注意!クリーニング店が落としにくいシミや汚れとは?

ではクリーニング店が落とすのに不得意とするシミや汚れはいったいどんなものなのでしょうか?

ここではクリーニング店が落とすのが不得意、または完全に元に戻すことが不可能なシミや汚れの種類をお伝えしていきます。

墨汁

墨汁の構造をご存じでしょうか?

墨汁は炭の小さな粒子から構成されており、一度服につくと服の繊維に入り込んでしまいます。

小さな粒子を完全に元の状態に戻すことは至難の業です。

カビ

カビは服の繊維の奥まで入り、頑固に張り付きます。

繊維の奥まで入り込んだカビを除去するのは非常に難しいです。

ついてから時間のたった汚れやシミ

クリーニング店がいくら落とすことを得意としている汚れやカビでも、時間がたてば服の繊維に入り込んでしまい、除去するのが難しくなります。

僕は子どものころに、白い服にケチャップやソースがついてしまっても、めんどくさいなと思って何もせずに、その日の終わりに洗濯機に入れたところ、汚れは完全に消えずにうっすら残ってしまいました(泣)

汚れたと思ったらすぐに自分で洗うかクリーニング店に出しましょう!

これさえやっとけば間違いない!シミを予防する方法3選

クリーニング店でも落とせないシミや汚れがあるのなら、もう諦めるしかないじゃん、、

そう思われた方もいらっしゃると思います。

大切なスーツだからこそ、汚したくないし長く大事にしていきたいですよね。

そこでここでは服にシミができないようにするための予防法についてお伝えしていきます。

予防に勝る治療なし。

問題が起こってから対処するのではなく、問題が起きる前に対策しておくことこそシミを防ぐ一番の方法です!

長期間着ない服はきちんと洗濯をして保管しておく

着物や礼服など、そうそう着る機会のないものはしっかり洗濯やクリーニングをしてからタンスやクローゼットに収納するようにしましょう!

少し着ただけでも、汗や見えないよごれが付着しているかもしれません。

小さな汚れでもシミの原因になるので、洗濯をあらかじめしてから保管することが大事です。

通気性の良い場所に保管しておく

カビにとって、通気性が悪く湿気の多い場所は大好物。

クローゼットやタンスの中は、定期的に扉を開けたりして、中の空気を入れ替えたり、除湿器を設置して湿気を取り除きましょう!

保管する場所に防カビ剤、防腐剤を設置する

防カビ剤や防腐剤を設置するのもおすすめです。

よくある茶色いカビが衣服につくのを防いでくれますよ!

まとめ

今回はスーツのシミはクリーニング店で染み抜きできるのか、シミの種類、予防対策などについてお伝えしていきました。

記事全体をまとめると、

  • クリーニング店で染み抜きはできるが、汚れの種類によっては落とすのが難しいものや不可能なものが存在する
  • クリーニング店では、油性や水溶性のシミなら落としやすい
  • クリーニング店で落としにくい汚れは、墨汁、カビ、時間のたった汚れ
  • シミを予防する方法は、洗ってから保管する、通気性の良い場所で保管する、保管場所に防カビ剤、防腐剤を設置する

あなたの大事なスーツをピカピカにしたい人は、この方法を取り入れてみてくださいね♪

くりきん
世のクリーニングの悩みを解決するプロ
クリーニング店に大事な衣類を預ける時に浮かぶ小さな不安を取り除いていくお役立ち情報を発信しています。

クリーニング店だけに限らず、宅配クリーニングを導入して私生活の時短・労力を削減する情報など総合的に発信しています。

数々の苦悩の末、くりきん自身も愛用してきた地元クリーニング店から宅配クリーニングへ切り替えたエピソードを赤裸々に公開しています。
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