せっかくお金を出してクリーニングに出したのに、ぜんぜん汚れ落ちてないじゃん!
こんな経験ってないでしょうか?
何度もクリーニングで失敗し、そのたびにスーツを新しいものに買い替えてきたサラリーマンが、あることを始めてから、今はほとんど失敗することがなくなりました。
ここで、あなたに質問です。
その汚れ、本当にそのクリーニング屋さんのせいでしょうか?
もしかしたら、どこのクリーニング屋さんに出しても結果は同じだったかもしれません。
どういうことかと言うと、クリーニングに出した時点で、もう落とせない汚れになっていた可能性があるからです・・・
クリーニング屋さんのレベルに差があるのも事実でしょう。
でも汚れを落とすためには、それなりのプロセスがあるのです。
この記事を最後まで読めば、クリーニングに持って行くまでにやらなければいけないことが分かります。
「こんなはずじゃ・・・」
という失敗が減らせますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪
スーツの汚れが落ちないのは汚れを種類で分けてないから
スーツの汚れなんてどれも一緒でしょ?
汚れの種類とか考えるの面倒くさい!
と思っているあなた。ちょっと待ってください。
汚れを種類で分けるのは実は、とっても大事なこと!!
なぜかというと、汚れの種類によって、クリーニングの方法が変わってくるから。
ぜんぜん難しくないので、少しだけ付いてきてください。
私もこれまで「汚れたらクリーニングに出すだけでしょ」程度に考えていました。
しかし、汚れの種類を分けずにクリーニングに出している限りは、いい結果は得られないことが分かったのです。
たとえば、
ドライクリーニングでは、ワインの染みは全く落とせません。
少しは落ちそうなものですけど、全く落ちないんです!!
ウェットクリーニングでは、皮脂や油分を含んだ汚れは落とせません。
水に溶けるものは水でしか落とせないし、油性のものは油系の溶剤でなければ落ちないんですね。
クリーニングの種類については、後半で詳しく解説します。
だから汚れを種類で分けることは、とっても大事なのです!!
残念ながら汚れをつけてしまった自分しか、汚れの種類を知ることができないのです。
敵を知らなければ、対処のしようがないですよね。
続いて、汚れの種類を整理していきましょう。
汚れといっても、種類はさまざまですよね。
飲みこぼしや食べこぼし、外回りで泥や砂埃がついてしまったり、汗や皮脂、お化粧品が付いてしまうこともあるでしょう。
これらの汚れを分類して、対応するクリーニングの方法を簡単にまとめると、こんな感じ。
(※食べ物の種類によって、必ずしもこの表の通り分類できない場合もあります。)
この様に、汚れの分類と対応するクリーニング方法を整理しておけば、基本的にどんな汚れにも対処できます。
スーツの汚れが落ちないのは「30秒対策」をしないから
汚れの種類が分かり、対応するクリーニングの方法が決まりました。
では、クリーニング屋さんに、、、その前に!!
クリーニングに出しにいったら、断られた!え、なんで!?
せっかくお金を出して、クリーニングに出したのに”染み抜きできませんでした”のタグがついてる、、
汚れとれてないじゃん!
なんて経験はないでしょうか?
実はスーツの汚れ、クリーニングさえ出せば、いつでもキレイに!
ならないんです・・・。
なぜかというと、生地の繊維まで染み込んでしまった汚れを落とすのは、プロでもひっじょーに難しいから。
生地の表面であればさっと取り除けたものが、生地を傷めないように慎重に行わなければいけなくなり、ハードルが一気に上ってしまうんですね。
汚れが定着してしまったものは、特殊な溶剤や漂白剤、生地を強引に揉み洗いするなどで汚れを落とすことができても、今度は生地そのものを傷めてしまいます。
クリーニング屋さんはそんなリスクは犯したくないんです。
だから「できない」という答えになってしまうんですね。
でもこういう汚れは早く対処しておけば、キレイに落とせる場合が多いんです。
衣類の汚れは時間との戦いなのです!!
ここでは30秒対策と呼んでいます。
汚れが付いたら、30秒以内にトイレにかけこんで、以下の応急処置をしておくと効果的でしょう。
- 乾いたティッシュで固形物を取り除く
- 乾いたティッシュをシミの裏側にあてる
- 湿らせたティッシュで、シミをポンポン叩く
- 乾いたティッシュで水分をふき取る
ちょっとした対策をするだけで、クリーニングに出した後の仕上がりも、見違える様に変わってきますので、ぜひ試してみてくださいね!
スーツのクリーニングは正しい方法を選ぼう
ここまでくれば、あとは汚れに対応したクリーニング方法で依頼するだけです。
クリーニングの種類について、おさらいしましょう。
クリーニングの種類はおおきく2つ、ドライクリーニングとウェットクリーニングがありました。
知らない人も多いですが、「ウェットクリーニング」というのは「ドライクリーニング」+「ウェットクリーニング」を指すことが一般的です。
つまり、ドライクリーニングで油性、不溶性の汚れを取り除いた後に、水洗いで水溶性の汚れを落としてくれるんですね。
(なので、ウェットクリーニングは、ドライクリーニングよりも、少し料金もお高め)
どちらのクリーニング方法も汚れの種類や、生地との相性など、それぞれ得手、不得手があります。
スーツをクリーニングに出すときは、
- 汗をよくかく夏場はウェットクリーニングを多めにする。
- 使用頻度が少なく、高価なスーツは生地を傷めにくい、ドライクリーニング多めにする。
この様に時期や用途に合わせて、バランスを調整していくのがオススメです。
まとめ
今回はスーツの汚れが落ちないのは〇〇しないから!というお話をしてきました。
まとめるとこんな感じ。
- 1.スーツの汚れが落ちないのは、汚れを種類で分けていないから
- 2.スーツの汚れが落ちないのは、30秒対策をしていないから
- 3.スーツのクリーニングは正しい方法を選ぼう
これさえ知っておけば「こんなはずじゃ・・・」という失敗が減らせるはずです。
ぜひ実践してみてくださいね!
さあ、清潔で美しいスーツに身を包み、街へ出かけましょう!