「人の第一印象は3～5秒で決まる」
就職活動中、こんな言葉を聞いたことはありますか？
面接で結果を残すための原則として、よく使われる言葉ですよね。
その第一印象アップのためには身だしなみが大事、ということも何度も耳にしたかと思います。
それだけに、就活用のスーツをクリーニングに出すべきかで悩む学生は多いのではないでしょうか？
清潔感を保つためにスーツをクリーニングに出すべきなのは分かっている、かといって、就活で揃えなければならないものも多いなか、頑張って貯めたアルバイト代を必要以上にクリーニング代に費やすのもツライ……。
そんな方は必見です！
就活生がスーツをクリーニングする頻度は?
2016年の「マイナビ学生の窓口」による調査では、就職活動を経験した社会人を対象に
「就活中、スーツは何回クリーニングしましたか？」
という質問をしています。
そのうち、第1位はなんと「一度もない」が42％もの数字を記録しました。
ちなみに、第2位は「1回」が16％、そのあとに「2回」が15.3％と続き、「2回以内」が全体の4分の3弱を占める結果になっています。
やはりお金に困っている学生さんも多いので、頷きたくなるのも当然の結果かもしれません。
一方で、少数派ではありますが、「10回以上」も4.7％の回答がありました。
このことから、就活生の立場からすると、全体としてはクリーニングにお金をかけることに対して消極的でありながらも、実際にクリーニングに出すかどうかは個人の感覚によるようです。
就活用スーツのクリーニングの頻度を減らす方法がある!?
上記「就活生がスーツをクリーニングする頻度は？」で説明した通り、全体の4割近くの学生が就職活動中にクリーニングをしていない結果となっています。
とはいっても、日ごろからの手入れは大事。
以下で紹介する3つの手入れをしっかりとやって、いざスーツを着ようとした時に
「こんなの着て行けないよ…」
と絶望しないように備えておきましょうね。
スーツにブラシをかける
スーツにはホコリや汚れなどが付きもの。
ブラッシングが大事です。
もしブラッシングをせずに、スーツを放置しておくとどうなるでしょうか？
「清潔さが欠けている」と思われることもあれば、「自己管理ができていない」といった印象も持たれかねません。
こんなデータがあります。
「身だしなみは選考に影響」9割以上！面接で重要となるのは「礼儀」と「清潔感」 清潔感を感じ取るポイント1位は「髪型」
たまったホコリが目立つと、面接官の印象が悪くなってしまいますよね。
こんな時は、面倒くさがってコロコロでホコリを取ってしまいがちですが、コロコロではスーツの表面のホコリしか取れませんし、最悪の場合、生地を傷めてしまうことにもなりかねません。
綺麗にしようとした結果、大事なスーツがボロボロになるなんて本末転倒です。
「じゃあどうすればいいの？？」
まずはブラシを使って、スーツの中に入り込んだホコリを浮かせることが大事。
まずは下から上にブラッシングしてスーツの毛を起こしながらホコリを取って、それから、上から下にブラシをかけて起きた毛を戻してきます。
ブラッシングのやり方は、下記URLのYouTube動画を参考にしてください。
できれば毎回着たあとに行いたいところですが、少なくとも3回着用したら行うようにしましょう。
ブラッシングをするとホコリやフケがなくなるほかにも、手入れをすることで気持ちがスッキリとしますね。
それにより、気分が上がって自分に自信がついた状態で面接に行くことができますよ！
スーツのシワを伸ばす
長い間スーツを着ていると、シワができるのは避けられないですよね。
シワシワのスーツほど、着ていても見ていても見苦しいものはありません！
もしかすると、面接の冒頭から試験官の表情が曇っていた経験があるなら、それはスーツのシワが原因だったのかもしれません。
スチームアイロンがある場合は、直接スーツにあてずにシワを湿らせて伸ばしてください。
もしスチームアイロンがない場合は、霧吹きでスーツを湿らせてから、日陰で干しましょう。
スーツを厚みのあるハンガーにかける
ハンガーの形状がスーツに合っていないと、スーツの型が崩れ、ヨレヨレになってしまうかもしれません。
面接でスーツがヨレヨレなのはみっともないですよね。
わざわざ指摘してくれる人は多くないので、自分で気をつけるしかありません。
ハンガーは実際の肩幅に合った厚みのあるものが理想的。
オススメは除湿効果がある木材製のものです。
また、ハンガーにかける時はポケットの中の物を出しておくとよいです。
ポケットに物が入っていると、その物の重みでスーツの型がおかしくなり、だらしない印象を与えてしまいます。
これでは、ちゃんとしたハンガーを使ったとしても意味がないですよね。
就活で着るスーツをクリーニングする必要がある場合は?
目に見えるほどのシミや汚れ、どうしても取れない臭いがあれば、プロであるクリーニング店に任せましょう。
ですが、
「スーツをクリーニングを出したいけど、どのメニューを選べばいいの？」
「クリーニングから戻ってきたスーツはどう保管しておけばいいの？」
などとお考えの方もいるかと思いますので、その疑問にお答えしますね。
スーツをクリーニングに出す時にどのメニューを選べばいいの？
水洗い可能なスーツでない限り、クリーニング店では通常、水洗いに弱いスーツにはドライクリーニングという洗濯方法を施します。
石油系成分などの溶剤を使うドライクリーニングは油汚れには効果的ですが、その反面、天敵が存在します。
それは、水溶性である汗の汚れです。
この汗の臭いが気になる方に対して、多くのクリーニング店では「汗抜き加工」や特殊な水洗い方法である「ウェットクリーニング」といったオプションが利用できます。
これらは有料オプションですが、これをケチったばっかりに汗の臭いが十分に取れない可能性もあります。
就活生のスーツがクリーニングされていても、その服からほのかに汗が臭ってくるとしたら、周囲はどんな反応になるでしょうか？
面接官からは、「見た目はキレイなのに、臭いに気を配っていないとは詰めが甘い」と思われるかもしれません。
せっかくクリーニングにかけたお金が無駄にならないように、紹介したオプションのうちどれが利用可能かお店に相談しましょう。
水洗い可能なスーツでない限り、クリーニング店では通常、水洗いに弱いスーツにはドライクリーニングという洗濯方法を施します。
石油系成分などの溶剤を使うドライクリーニングは油汚れには効果的ですが、その反面、天敵が存在します。
それは、水溶性である汗の汚れです。
この汗の臭いが気になる方に対して、多くのクリーニング店では「汗抜き加工」や特殊な水洗い方法である「ウェットクリーニング」といったオプションが利用できます。
これらは有料オプションですが、これをケチったばっかりに汗の臭いが十分に取れない可能性もあります。
就活生のスーツがクリーニングされていても、その服からほのかに汗が臭ってくるとしたら、周囲はどんな反応になるでしょうか？
面接官からは、「見た目はキレイなのに、臭いに気を配っていないとは詰めが甘い」と思われるかもしれません。
せっかくクリーニングにかけたお金が無駄にならないように、紹介したオプションのうちどれが利用可能かお店に相談しましょう。
クリーニングから戻ってきたスーツはどうする?
スーツはすぐにビニール袋から外してください。
また、スーツをハンガーにかける時、隣の服とは2～3cm間隔を空けるのも大事。
この作業をサボると、通気性が悪くなってスーツにカビが生える恐れがあります。
カビはたとえ小さなものでも、黒いスーツに白カビは目立ってしまうので、面接官も“ドン引き”していまいますよね。
一度“白カビの人”という評価になってしまうと、どんなにあなたの回答が良くても、面接官は話を進めてくれなくなってしまうかもしれません。
それでは、せっかくの努力が水の泡です…。
大事なスーツだからこそ、丁寧に扱いましょう！
まとめ
この記事では、就活生がなるべくスーツをクリーニングに出す頻度をおさえて、就職活動を乗り切るためのアドバイスをお伝えしました。
簡単に内容をおさらいすると、
- 就活でスーツをクリーニングする頻度が「1度もない」人が4割以上いる一方、「10回以上」の人も一定数いる。
- 実際にスーツをクリーニングに出すかは個人の感覚によるところが大きい
- スーツをクリーニングに出す頻度を減らすために、ブラッシングやシワ伸ばしなど日ごろの手入れが大事
- もしクリーニングが必要な場合は、スーツの「汗抜き加工」や「ウェットクリーニング」といったオプションを活用すると安心
記事の内容を活かせば、面接官に好印象を与えられること間違いなし！
面接に臨むあなたが、パリッとしたスーツで素敵な笑顔を見せられるといいですね。
