クリーニングには汚れたまま出す?依頼する前に気をつけたいポイント

クリーニングってただ出すだけじゃないの!?
だってクリーニングって洗濯屋さんでしょ!?

そう思う人も多いですよね?

私もその中の1人です。

クリーニングに出すと言ったら、礼服とか、ちょっとお高い服。

後は、ごついアウターとかですかね。

家の近くのクリーニング屋さんを検索して店舗に服を持って行って、「お願いしまーす!」って丸投げでした。

でも、実は、クリーニングを出す前と受け取り後にちょっと注意したいポイントがあったんです。

今日は、クリーニング屋さんに「この人…やるわね!!!」と、思わせるポイントをご紹介します!

目次

クリーニング店でしか洗えないもの

ほとんどのクリーニング店では、有機溶剤を使ったドライクリーニングで洗っています。

お家で洗濯をした時に、こんなことはなかったですか?

  • 服が縮んだ
  • ヨレたり、伸びたりした
  • 色がにじんだ
  • セーターが毛羽立った

これらの現象は、水に弱い洋服を洗濯することで起こります。

私もお気に入りのTシャツがチビTになった時は泣きそうになりました…。

でも、ドライクリーニングは水で濡らさない洗濯ができるので、こういった現象を起こすことなく、服に合った洗濯ができるんです。

特にクリーニングに出してもらいたい素材は、

  • レーヨン
  • シルク
  • ウール
  • アンゴラ
  • 毛皮や本革

という感じです。

高級な衣類などは水洗いに向かないものがほとんどです。

クリーニング店には種類がある

まず、最初に注意してもらいたいのは、クリーニング店の種類です。

大きく分けて3種類ありますが、それぞれ値段やオプションが違ってくるので、しっかり確認をしてから選びましょう。

チェーン店

価格はやや低めです。

スタッフは店舗で受付だけをする形が多いので、専門的な知識を持っているスタッフは少ないことの方が多いですね。

洗濯物は工場に集められ、1度にまとめてクリーニングを行っています。

個人経営店

技術に自信のある所が多いです。

価格は、やはりチェーン店と比較するとやや高めの傾向があります。

宅配クリーニング

自宅まで洗濯物を取りに来てくれて、終わったら届けてくれるので、忙しい人には嬉しいサービスですね。

お店選びについて、もっと詳しく知りたい方にはこちらの動画がオススメです。

お店を選んだらさっそく洗濯物を出しに行きましょう!

…の、前に!

チェックしてもらいたいことがあります!

出す前に確認したい3つのポイント

クリーニングに出す前に、洗濯物を見てみましょう!

最低限のマナーとして、もし嘔吐物や排泄物・ペットの毛など、衛生上問題がある汚れが付いているなら、あらかじめ洗っておいてくださいね。

ボタンなどの付属品

クリーニングが終わって受け取った後に、

あれ?ここのボタン取れてたっけ?

ということが無いように、あらかじめ数や場所を把握しておきましょう。

少し面倒ですが、すでに取れかかっているものや、無くならないか心配なものは糸などを切って保管しておくのをオススメしますよ。

ポケットの中身

お店でも、スタッフの方のチェックがありますが、ご自身でも今一度ご確認ください。

カードやスマートキーが入ったままクリーニングに出されると、壊れて使えなくなる可能性もあります。

シミや汚れた箇所、臭い

お店にて、オプションをお願いする際に役立ちます。

受け取り後の確認でも、シミが取れたかどうか、すぐに確認することが出来ますね。

どうやって洗ってるの?

お店に洗濯物を預けて、伝票をもらえば、後は仕上がり日に受け取りに行くだけです。

でも、どうやって洗ってるんだろう?

と、気になりませんか?

クリーニングでの洗い方は1つではありません。

それぞれの素材にあった洗い方や、汚れの落とし方があります。

ドライクリーニング

石油などからできた有機溶剤を使って洗います。

油溶性なので、同じ油溶性の油脂や化粧品などの汚れをよく落とします。

ですが、水溶性の汚れである汗・タンパク質・糖類等はあまり綺麗になりません。

ウェットクリーニング

40℃以下のぬるま湯で、中性洗剤を使って衣類の原型を損なわないようにする水洗い。

合成皮革製品や顔料プリントのついたものはこの洗い方をすると型崩れする事なく綺麗になります。

ランドリー

少し高い温度のお湯にアルカリ剤などを入れて、汚れを落とします。

Yシャツなどの洗濯に向いています。

こうやって見ると、

やっぱりお家で洗濯するより、お任せした方が良いな♪

と思えますね。

そうこうしているうちに洗濯物たちが帰って来ました!

受け取る時の注意点

伝票に記載されている仕上がり日にお店に受け取りに行きましょう。

この時にも注意してもらいたい点があります。

引取り票を見て自分の預けた服か確認する

全く同じデザインや似たような形の服を誰かがクリーニングに出している可能性があります。

洗濯物の情報と、引取り票の情報を照らし合わせて自分のものであるか確認しましょう。

付属品が揃っているか

出す前にチェックしておいたボタンの数や場所を確認しましょう。

持ち帰ってから気づいてお店に問い合わせても、取り合ってもらえない場合もあります。

これらを、受け取ったその場でスタッフの方と確認すればトラブルにもなりにくいです。

何か、気づいた点があればすぐに申し出るようにしましょう。

あらかじめ洗濯する?

クリーニングを出す前の洗濯は、結論、「しなくていい!」です。

もちろん、嘔吐物・排泄物・大量なペットの毛など、衛生上よくないものは受け付けられませんので、事前にある程度洗い流しておきましょう。

服などについてしまった場合、

このまま誰かに綺麗にしてもらえたら…

と思いますよね…。

自分で洗うのも嫌になります。

そこは少し頑張って綺麗にしましょう!

ですが、普段の生活で付いた汚れであれば、そのままお願いしても大丈夫ですからね!

まとめ

今回は、クリーニングに出す時の注意点についてお話ししました。

  • ドライクリーニング=水で濡らさない洗濯
  • クリーニング店には3種類ある
  • クリーニングに出す前には付属品や、ポケットの中身を見ておく
  • お家ではできない洗い方ができる
  • 受け取ったら自分のものか、付属品はあるか、を確認する
  • 前もって洗濯する必要はない

最初にお伝えした通り、クリーニングでしか落とせない汚れもあります。

大切な思い出や、大切な人に買ってもらった衣類も多いでしょう。

正しいクリーニングの出し方を学んで、衣類と長くお付き合いできるようになれば良いですね。

くりきん
世のクリーニングの悩みを解決するプロ
クリーニング店に大事な衣類を預ける時に浮かぶ小さな不安を取り除いていくお役立ち情報を発信しています。

クリーニング店だけに限らず、宅配クリーニングを導入して私生活の時短・労力を削減する情報など総合的に発信しています。

数々の苦悩の末、くりきん自身も愛用してきた地元クリーニング店から宅配クリーニングへ切り替えたエピソードを赤裸々に公開しています。
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