いつものように、クリーニングでお気に入りの洋服をお手入れ。
戻ってきたと思ったら……
- 服に穴が開いていた!?
- ボタンが取れて無くなっている!?
こんなことが起きたら、ショックで言葉も出ませんよね。
このように預けた服に何かあった時、クリーニング店は弁償してくれるのでしょうか?
とても不安になりますよね。
多くのクリーニング店では賠償責任保険に加入していて、万が一のトラブルに対応できるように整備しています。
これを知っていると、少しは安心できるかもしれません。
今回はクリーニング店で起きたトラブルに対して、どんなものが補償の対象になるのかを紹介していきます。
クリーニング業界における賠償責任保険とは?

賠償責任保険とは、誰かに損害を与えてしまった時に、その損害を補償するための保険です。
例えば、車を運転していたら事故を起こしてしまい、誰かを怪我させてしまった時、保険に加入していると相手の治療費や物の修理代を補償してくれます。
車の事故のように、クリーニング店でもしお客様の服を誤って傷つけた場合、保険が修理費用や賠償金を支払います。
クリーニング業界では、「 クリーニング業者賠償責任保険」という保険があり、その必要性から年々加入する店舗が増加しています。
この保険に加入することで、クリーニング店にとって以下のようなメリットがあります。
高額な損害賠償金請求が保険によって補償され事業の安定性を確保できる
ハイブランドのような高級な服や、価値の高い服に万が一トラブルが起きたら大変です!
場合によっては、クリーニング店は消費者から高額な賠償金を請求されたら、今後の経営が厳しくなってしまうかも,,,
しかし、保険に加入していれば、高額な請求をされても保険が補償してくれますので、クリーニング店は潰れずに続けていくことができます。
自分がトラブルに巻き込まれていなくても、保険に入っていなかったために経営が難しくなってしまい、通っていたクリーニング店が閉店してしまうとショックですよね。
トラブルが起きても正当な対応ができるため顧客満足度が上がる
保険に加入していることで、クリーニング店は安心してサービスを提供することができます。
私達にとっても、積極的にサービスを提供してくれるクリーニング店は信頼できるので、リピートしたくなりますね!
このように、クリーニング店は賠償責任保険に加入することで、あらゆるリスクをカバーすることができます。
では、万が一トラブルが起きてしまった時、クリーニング店はどれくらいの金額を被害のあった人に賠償しなければならないのでしょうか。
その際は、「クリーニング事故賠償基準」をもとに、公平かつ効率的に対応されていきます。
この後からは、このクリーニング事故賠償責任と損害賠償責任保険の関係について深掘りしていきます。
「クリーニング業者賠償責任保険」と「クリーニング事故賠償基準」の関係

預けた服にトラブルが発生したとき、クリーニング店側の過失が認められ、補償範囲内であれば、保険が適用され消費者はクリーニング店からに賠償してもらえます。
お気に入りの服が損傷してしまっても、適切な補償を受けられるのは安心ですね。
大切な服が無事に戻ってくることを期待している私達にとって、これは大きな安心材料です。
事故が起きたときの具体的な補償内容は、加入している保険の約款もしくはクリーニング事故賠償基準に基づき決定します。
クリーニング事故賠償基準とは、クリーニング店の取扱いに不備があり、責任を負うべき場合に、公平かつ効率的に対応するためにある基準です。
この賠償基準は、保険で実際に補償する保険料の参考資料としてよく使用されます。
また、保険はあくまで任意なので加入している店舗でしか補償されませんが、賠償基準は全てのクリーニング店で対応可能です。
どのクリーニング店を利用しても、一定の基準で対応してくれるのは心強いですね。
そして、この賠償基準があることで、必要以上な補償や過少な補償になることなく、誰でも公平な対応をされます。
クリーニング店の勝手な判断で全然補償してくれない、というようなこともないのが大事なポイントです!
いずれにしても、トラブルが発生したときにお互いが公平になるよう定められています。
保険に加入しているクリーニング店だと、予め補償額が定められているため対応が早くなるときもあるので、より安心できますよね。
こんなときは大丈夫?トラブルの保険対象

クリーニング店が賠償責任保険に加入していても、保険の補償範囲が決まっているため、場合によっては保険が適用されないこともあります。
ここでは、保険補償に入るトラブル、入らないトラブルの例を紹介していきます。
保険補償内のトラブル例
○紛失
クリーニング店の管理不足が原因で起こるトラブルで、店舗の規模が大きければ大きいほど発生する傾向があります。
配送中に紛失してしまったり、店頭で渡し間違えてしまうこともあります。
△破れ・破損
洗濯中に服同士が絡み合って破けてしまったり、適切でない洗濯方法が原因で服が破損してしまうことがあります。
ただし、元からほつれや破れがあったり、着古して生地が劣化した状態のものに破損があった場合は、消費者側の過失となり補償の対象外となります。
○色落ち・色移り
適切でない洗濯方法で洗ってしまったときに服の一部が色落ちすることがあります。
また、クリーニング店での仕分け作業が適切に行われず、濃い色の服と薄い色の服が一緒に洗われてしまったときに色移りすることもあります。
保険補償外のトラブル

✕ポケットに入っていた物が原因のトラブル
ポケットに入っていたアクセサリーやペンなど、うっかりそのままクリーニングに出してしまうこともあるかと思います。
この行為、要注意です!!!
ポケットに入っていたペンのインクが色移りしたり、小さいアクセサリー等を紛失してしまったら、これは消費者側の過失となり、補償してもらえません。
クリーニング店でも作業前に確認はしてくれますが、最終的には自己責任になるので、自分でも必ず確認しましょう。
✕クリーニングしたら浮き出てきたシミ
預ける前にはなかったシミが出てきた!というケース。
実は良くあるトラブルの1つです。
このシミが浮き出てしまう主な原因は、飲料などの食べこぼし汚れです。
無色透明についていたシミが、クリーニングにより成分が変化して浮き出てしまうんです。
オプションとしてシミ取りをしてもらえば解決しますが、料金が高くなってしまうので心当たりのある汚れがないか注意しましょう。
賠償責任保険の対応可能なクリーニング店!

普段のクリーニングでも、ちゃんと保険が入っている店舗だと安心して服を預けられますよね。
賠償責任保険に加入しているクリーニング店は、あなたの身近にあるかもしれません。
大手チェーンのクリーニング店ならこの保険に加入している所が多いからです。
白洋舍やホワイト急便、ポニークリーニング等はHPにも賠償の規定等を公開しています。
他にも、「Sマーク」や「LDマーク」がついているクリーニング店もおすすめです!
この2つのマークは、クリーニング賠償基準によってトラブル対応をしているという印なので、信用できる店舗と言えます。
まとめ
今回は、トラブルが起きてしまったときの補償について紹介していきました。
- 預けた服に何かあっても、クリーニング店が加入している賠償責任保険で適切に補償してもらえる
- 全てのクリーニング店が保険に加入している訳ではない
- 誰に過失があるかで保険の補償が決まるので、トラブルの内容に注意
- 有名なクリーニング店なら安心して服を預けられる
トラブルが起きても、きちんと対応してくれる店舗なら安心してクリーニングをお願いできます。
何も起きないことが一番ですが、リスクやその対策を予め考えておくこともトラブル防止の1つになりそうです。

